こんにちは、オバラメガネです。
オバラメガネは、函館市、北斗市、札幌市、苫小牧市、三笠市、花巻市を中心に展開しているメガネ店です。
メガネ作製技能士の資格を持つスタッフをはじめ、豊富な専門知識でお客様のメガネライフを支えます。
こどものメガネから遠近両用メガネまで、わからないことは何でもお問い合わせください。眼科処方せんも承っております。
遠近両用レンズ、皆さんは使っていますか?
ご存知でない方のために、遠近両用レンズについて、簡単に説明すると、
遠近両用レンズは1枚のレンズで遠く・中間・手元までが見えるレンズです。
近視や遠視以外にも同時に老眼だったり、乱視を発症していると、それに合わせたメガネを複数本持ち歩くのも、付け替えるのも手間に感じてしまいますよね。
遠近両用レンズのメガネを1本持っておくことで、そういった手間を省いて快適に過ごすことができるのです。
具体的な遠近両用レンズの活躍はというと、お手元の本の文字から遠くまで見えて、しかも車の運転も……このメガネなら一本で可能な大変便利なメガネとなっています。
最近では、40代以上の方の約半分のお客様が遠近両用レンズを利用されています。
遠近両用レンズは、レンズの上半分で、遠くを見て、下半分で文字を書いたり、本などを読みます。
間の部分では中間距離が見え、すべて合わせると数十センチ~数メートルの距離が見ることができます。
くわしくはこちらのページから仕組みを呼んでいただくとわかりやすいです。
今回は、遠近両用レンズとはどんなものなのか、より詳細に解説します。
まずは、基本的なメガネレンズの仕組みについてですが、ひとつの焦点しか持たないレンズでは、ピントのあう位置は1点になります。
例えば、
遠用のレンズは、遠くにピントが合います。
こちらは、近視や乱視の方が普段かけているメガネが当てはまります。
近用のレンズは、近くにピントが合います。
こちらは、いわゆる「老眼鏡」が当てはまります。
そしてその逆で、
遠用のレンズでは、近くがボヤけてしまいます。
近用のレンズでは、遠くがボヤけます。
年齢と共に眼のピントを合わせる力(調節力)が低下しますと、
眼前で焦点をあわせられる距離には限りが出てきます。
レンズ設計を変えることにより、複数の焦点を持たせ、
遠方視と近方視の両方の明視を可能にするレンズが
「多焦点レンズ」と呼ばれ、一般的に「遠近両用レンズ」と言います。
「二重焦点レンズ(バイフォーカルレンズ)」
「三重焦点レンズ(トリフォーカルレンズ)」
「累進多焦点レンズ(プログレッシブレンズ)」
の3種類があります
(下図)。
そして、この「累進多焦点レンズ(プログレッシブレンズ)」 が、
「境目のない遠近両用レンズ」と呼ばれるものなのです。
どうしても遠近両用レンズが苦手、と感じる方はこの遠近両用レンズ特有のレンズの境目に違和感を持ち、いまいち使いこなせなかったり具合が悪くなってしまうので遠近両用レンズを避けていることが多いです。
「累進多焦点レンズ」は、上記のような遠近両用レンズに悩みを持っている方でも、比較的遠近両用レンズが扱いやすいつくりになっているため、おすすめです。
●図で見てみましょう
単焦点レンズ
焦点が一箇所にしかありません。
二重焦点レンズ
焦点が2つあり、普通は遠方視、近方視にあわせます。
中間距離(40cm~1m程度)にはピントが合いません。
三重焦点レンズ
二重焦点レンズに、更に中間距離を見る部分をつけたものです。
累進多焦点レンズ
度数が徐々に(累進的に)変化していくもので、
遠方から近方まで連続してピントがあいます。
このように、「遠近両用レンズ」といっても
沢山の種類があり、お客様の用途に合わせてお選び頂けます。
最近では、ほとんどのお客様が境目のない
「累進多焦点レンズ(プログレッシブレンズ」 を使用していることが多いです。
今回は遠近両用レンズはどんなものか、という解説でした。
次回は遠近両用レンズの大本である「累進多焦点レンズ」のバリエーションについてより詳細に解説していきます。
メガネ全般、眼や見え方のこと、技術的なことはもちろん、似合うフレームのご提案なども専門スタッフに気軽にご相談ください。
しっかり時間を取ってお話を伺いたく、事前に来店のご予約をいただくと、よりスムーズなご案内ができますので、ぜひWEB来店予約をご利用ください。
>>>来店予約はこちら